10月に入り、朝晩の冷え込みが強くなってきましたね。

北国岩手では紅葉が始まっていて、季節が秋に移ってきたことが感じられるようになってきました。

岩手のみならず、秋になったら食べたいものそれは「いものこ汁！」

里芋に、ごぼう、人参、豚肉などを入れて、味噌や醤油で味付けをして、秋刀魚や新米とあわせて食べる・・・考えただけでよだれが出てきそうです。

秋の定番いものこ汁ですが、新しい作り方？食べ方？をしているものを掘り出してきましたので紹介したいと思います。

見てください！こちらの鍋！白いいものこ汁！そう、白いんです！

牛乳を使っている？違います、豆乳を使って仕上げている、その名もズバリ「豆乳いものこ汁」なんです。

この鍋が食べられるのは雫石町にある「ペンション　クレソン」さん。

岩手の一大観光地「小岩井農場」から車で5分ほどの場所にあるコテージタイプのペンションです。

何故豆乳？とお思いの方もいると思います。

盛岡市、雫石町などの盛岡近郊エリアは豆腐の消費量がとても多い場所で、特に盛岡市は世帯あたりの豆腐の消費量が日本一になったこともあるんです。

そのため、盛岡と近郊エリアには豆腐を製造する工場がたくさんあり、それに伴って、豆乳も多く作られるようになっています。

中でも雫石町は豆腐の生産が盛んな場所で、こだわりの豆腐を製造販売するお店がたくさんあり、わざわざ他県から豆腐を買いに来る人もいる人気店もあるんです。

美味しい豆乳が作られている雫石町でペンションをやっているのだから、豆乳を使った美味しいものを何か作れないか？と考えていたオーナーご夫妻が、ふとした時に思いついたのが、この豆乳いものこ汁。

カレーやシチューを作るときに豆乳を入れたら美味しくできる、味噌ベースのいものこ汁に入れたら、大豆同士だから相性がいいに決まっている、と考え作ってみたらこれが絶品！

お客さんに出してみたところ、大好評でたちまちペンションの人気メニューになったのだそうです。

岩手県産「杜仲茶ポーク」や地もの野菜からでるいい出汁と、豆乳がミックスされることで口当たりが柔らかく、やさしい味に仕上がります。

何杯もおかわりしたくなる味です(^^)

アンダーエイジも美味しい！を連発、多聞（右）は3杯おかわりして食べていました・・・

豆腐を多く食べる盛岡近郊エリアの食文化と秋の味覚の定番いものこ汁がコラボした新しい味、是非秋の岩手を訪れていただいて、ご賞味いただきたいと思います！