2020年3月5日(木)、
寝屋川市役所において、ねやがわPR大使就任式が行われ、
同市出身の芥川賞作家である「ピース・又吉直樹」が出席し、
同市在住の直木賞作家である門井慶喜さんと一緒に、
寝屋川市の広瀬市長から委嘱状交付を受けました(^^♪
「子供のときの記憶はほぼ寝屋川。作品への影響はかなりある」と明かした又吉は
「寝屋川の良さをしっかりPRしていきます」と話しました。
☆
寝屋川市役所で行われた就任式では、
文壇で活躍する2人がそれぞれ寝屋川への愛着を語ってくださいました。
又吉は昭和55年、同市で生まれ、
高校を卒業する18歳まで両親や姉と一緒に同市で暮らした
当時のエピソードを披露しました。
「実家は、僕が上京するタイミングで手放された」
しかし、
「自分が生まれ育った場所に誰かが住む、ということがとても怖かった。
戻ってくるたび、『もう誰か住んでしまったかな・・・』と見に行っていたんです」
と振りかえります。
ところが、「(当初は)『まだ住んでいないから大丈夫だ』
ってホッとしていたんですけど、5年〜6年経っても誰も入らへん・・・。
最終的にどんな条件の家やねん! 頼むから入ってくれ! と思った」
と、なかなか買い手がつかなかったことを自虐して笑いを誘いました。
☆
また、今では、
「グーグルアースで、当時住んでいた実家とか通学路など、寝屋川市の変化を見ている」とのことで、
今後は、「徐々に寝屋川のことをPRしていきたい」と意欲を見せ、
「エッセイとかで子供の話を書くとき、舞台は寝屋川になる。本を読み始めたのも寝屋川」と話し、
淀川河川敷に小学生のころから毎朝走りにいっていたことや、
父親と散歩したときの思い出を披露。
「寝屋川は人の魅力がある。出身者には海原やすよ・ともこさんやFUJIWARAさんなど芸人も多い。そういった人の面白さもPRしたい」とも話していました。
☆
一方、門井氏は大人になってから寝屋川に住まわれたとのことで
「生まれ育った人も、後から住みついた人も同じように魅力を感じられる町」といい、
「歴史作家として市についていろいろ勉強して他の方々にも伝えていきたい」と話されていました。
☆
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で休校となった子供たちへのメッセージを求められ
「こんな時こそ本を読んでほしい」と語った門井氏。
又吉も「私も読んでほしい。本を読むと普通の日常も楽しくなってくる」と力説し、
さらに、退屈な時にする遊びとして「好きな文学とサッカーの組み合わせ」があると紹介。
「サッカーのフォーメーションを近代文学作家で作る。
太宰(治)と芥川(龍之介)をツートップ、
関係性で三島(由紀夫)と太宰は離しておく、
井伏鱒二を置くことで全体のバランスをよくする。
サイドにテクニシャンの安部公房を置いて、
泉鏡花を後半から投入するといった遊びをやっているとすぐに時間がたちますね」
と熱く語り、市長・副市長や見学に訪れていた市議会議員、報道陣を笑わせていましたヾ(≧▽≦)ノ
☆
就任式では、広瀬慶輔市長が
「日本を代表する文学賞を同時代に輩出することは市民にとって誇り」とあいさつ。
委嘱状とPR大使の特製の名刺をお渡しいただきました。
今後、寝屋川市の魅力等を全国に広く発信することや、
同市のイメージを向上させるなど、
同市をPRするための各種事業等への協力を行っていく予定です(*´▽`*)♡