岩手県 住みます記者より

【盛岡】第二回盛岡紺屋町番屋×火伏寄席が開催されました

17/06/28

盛岡市中心部にある紺屋町という町。

読んで字のごとく、かつては南部藩の城下町で染物をする職人さん達が集まっていた町。

現在は残念ながらその名残りを見ることはできませんが、町名として残っています。

その紺屋町の中心に建っているのが「紺屋町消防番屋」。

大正初期に建てられた建物は、火見櫓を有しており、盛岡の町を見守ってきました。

しかし、時代の流れと共に背の高い建物が続々と建てられ、火見櫓はその役割を終えることとなりました。

役割を終えた建物は取り壊しとなることが多いのですが、建物の持つ歴史的価値などを考慮して盛岡市の指定文化財として保存されることとなりました。

ただ、指定文化財として保存されているだけで、建物が使われることはほとんどなく、年に数回修学旅行で訪れる人たちに開放される程度しか活用されていませんでした。

そこで、盛岡市と紺屋町自治会などが一緒になり、番屋を有効活用しようという取り組みが立ちあがり、人が集まるという観点から寄席の開催をすることとなり、岩手県住みます芸人「アンダーエイジ」、秋田県住みます芸人「桂三河」、福島県住みます芸人「市川こいくち」の3組が出演させていただきました。

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こちらが紺屋町消防番屋。
歴史ある建物というのがわかりますね、この建物が紺屋町が歴史ある町であることを表しています。

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入口には看板が設置され、消防番屋が1日限りの寄席会場に変身です。

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会場はこのような感じになりました。

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まず登場は桂三河。
師匠である桂文枝が三枝時代に創作したまごころタクシーの演目を披露。
岩手ではなかなか聞く事がきない上方落語を皆様楽しまれました。

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続いて登場は市川こいくち。
漫談に加えてマジック、野菜の笛での演奏とバリエーションに富んだステージを展開しました。

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よしもと住みます芸人のトリを飾るのは岩手県住みます芸人アンダーエイジ
地元の皆さんの温かい歓声に出迎えられ、熱のこもった漫才を披露しました。

多くのお客様にご来場いただき、寄席は無事に終了しました。

歴史ある建物に人が入り、笑いが起こる、入った人が地域を知り、そこで買い物をしたりしながら消費活動が生まれる。

地域活性化の一つの形を見た気がいたします。

今後もこの寄席に出演させていただいて、盛岡・紺屋町に元気を届けられればと思っています。

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