京都府が平成28年度から普及に取り組んでいる
次世代型下宿「京都ソリデール」事業。
京都ソリデールとは
高齢者宅の空き家を低廉な家賃で大学生に提供し、
高齢者と大学生が同居・交流する住まい方のこと。
いわゆる「下宿」のようなイメージで、古き良き、でも今の現代にも合った新しい住まい方です。
きょうと半農半芸プロジェクトで
京丹後市奥大野区の高齢者宅の空き室に住んでいるせんのりきゅうも
こちらの取り組みに近い体験をしているということで、
一緒に暮らすおばあちゃんとともにソリデール事業のフォーラムに参加させていただきました。
フォーラムでは、佐賀大学 宮原准教授による講演のあと、
せんのりきゅうが漫才を披露。
一緒に暮らすおばあちゃんのネタも盛り込んだ漫才を
会場に集まられた70名程の参加者にも楽しんで頂きました。
その後は、京都でソリデール事業に参加している高齢者・学生とともにトークセッションに参加。
パネラーの高齢者・学生からは、
朝夕のあいさつや、家で一緒の時間を過ごしたり、共通の趣味を楽しんだり、地蔵盆などの地域のイベントにも一緒に参加したりと、
より地域に根付いた暮らしを楽しんでいる様子が感じられました。
せんのりきゅうもおばあちゃんとのエピソードを披露。
仕事の合間におばあちゃんとごはんを食べていることや、誕生日プレゼントを渡した時にすごく喜んでくれたことなど、
日常のあたたかい触れ合いについてお話しさせていただきました。
おばあちゃんからも、以前彼らからもらったという手紙を披露。
一緒に暮らすことで、
もちろん摩擦が生じることもありますが、
他人と同居することで、何か思いがけない楽しさを得られるかもしれない、素敵な試みのように感じました。
参加者からは、
「おばあちゃんと一緒に微笑み合える若者が増えることを期待します。」
「高齢者の一つの住まい方として成立することがわかりやすく実感できた。」
「一緒に住んでいた孫が就職し、一人住まいとなったので考えます。」
「面倒がらず工夫して暮らしていくことが双方とっての学びの機会になる。」
などといったご意見もいただきました。
次世代下宿「京都ソリデール」
ご興味ある方はぜひお問い合わせを。
おばあちゃんとせんのりきゅうも
楽しく丹後へ帰って行きました^^