昨年6月、多くの花巻市民に惜しまれながら閉店したマルカン百貨店。
花巻市唯一のデパートが無くなることの悲しさはありましたが、一番惜しまれたのが最上階にある「大食堂」でした。
昔懐かし、古き良き時代、昭和の・・・などという言葉がぴったり合う、その昔はどこの町にもあったデパートの食堂がそこにありました。
洋食、和食、中華にデザート、そこに行けば何でも食べられた。
家族で行っても何でも食べられるから、行く場所で喧嘩になることが無い。
食事をする場所としてはもちろんですが、地域の皆さんが集まる場所、コミュニティスペースとしても活用されてきました。
懐かしのメニューサンプル、こんなにたくさんの種類があれば何を食べるか考えるだけでも楽しくなってしまいます。
しかし、時代の流れは残酷。
店舗はどんどん郊外にシフトしていき、街中から人を奪っていきました。
そんな流れを受けて、マルカンデパートは残念ながら閉店することになってしまったのです。
しかし、花巻市民の憩いの場をなくしてはならないと市民の有志が立ちあがり、再建を目指すことになったのです。
有志の活動が実を結び、2017年2月20日にマルカンデパートが営業を再開することになりました。
デパートの再開を記念して寄席が行われ、地元花巻出身のアンダーエイジに声がかかり出演させていただきました。
開演1時間前、寄席を楽しみにしていたお客様がロビーに溢れていました。
開場は満席!急遽席を追加するほどの大盛況でした。
沢山のお客様でいっぱいとなった客席を前にアンダーエイジが漫才を披露しました。
いつにも増してのホーム感に花巻出身の熊谷のテンションは上がりっぱなし!
つられるように多聞もテンションが上がっていきました!
地元花巻のネタを織り込みながらのネタに、客席から大きな笑い声が起こりました。
寄席が終わり、出演者全員でお客様をお見送り。
「またやってね」「楽しかった」「花巻で待ってるよ」」など温かい言葉を沢山かけていただいました。
寄席に出演した皆さんと記念撮影。
大きな仕事を終えた安心感で自然と表情もほころびます。
花巻市民の憩いの場として復活するマルカンデパート大食堂での寄席が無事に終了。
今後もマルカンデパート大食堂で寄席やお笑いライブの計画があるとのこと。
また出演させていただき、花巻の皆様に笑いを届けたいと思うアンダーエイジと住みます記者でした。