12月21日(水)三次市役所6階会議室で、観光おもてなしガイド養成講座が開催された。
今回で第4回講座目となるテーマは、三次が誇る伝統文化「鵜飼」についてということで、三次鵜飼伝統文化振興会鵜匠会 会長の日坂さんと三次の鵜飼ガイド芸人としてお客さんの遊覧船に乗り、三次の鵜飼のガイドをしている広島県住みます芸人のフリータイムが講師を務めた。
450年以上の伝統がある三次の鵜飼事業について、改めて鵜飼の歴史や、全国で開催されている11か所の鵜飼との比較、鵜匠さん、舵子さん、船頭さんの役割、鵜の特徴など約1時間30分、観光おもてなしガイドを目指す受講生へお話させていただきました。
今年の三次の鵜飼は、1月に鵜の大量死があり、鵜飼シーズンに間に合わないかもしれないという状況ではあった、日坂鵜匠会長始め、三次市役所、三次市観光協会の協力のもと、茨城県日立市から野性の鵜を購入し、稽古をつみ、例年通り6月1日~9月10日まで無事開催することができた。
日坂さんは、「続いている歴史を止めることは簡単ではあるが、続けることによって、三次の人はもちろん、県外の人へのPRにつながると、大変短期間での鵜の調教になったが実現することができた。」
また、フリータイムは、「まずは三次のみなさんが鵜飼を知ってもらえる状況が今あることがうれしい。」「実際にみなさんが発信していかれる1人として、取り組めば少しずつ伝わる。」「三次の鵜飼に来てくれたお客さんには、楽しんでいただけるよう僕たちでガイドしていきたい」と話した。
来年度の鵜飼事業も6月1日~9月10日まで予定されている。
三次の夏の風物詩を感じていただきたいです。