47WEB全国統一企画記事!!2017年初めての企画は、「ご当地のお城紹介」。
福岡県からは、コチラを紹介させていただきます。
ジャン!!
小倉城です!
福岡県内には、いくつか城跡(石垣だけ残っている、等)はあるのですが、住みます記者・むらじゅんの記憶が間違いでなければ、天守閣があるのは、この小倉城だけです。(ちなみに、福岡城は、数年後の天守閣の復元を目指してプロジェクトが進行中です。)
小倉城は、1602年、関ヶ原の戦いの功労として入国した細川忠興(ただおき)によって築城されました。忠興は、城下町の繁栄にとても力をいれていたそうで、海外貿易盛んにし、現在でも行われている「小倉祇園祭り」も誕生させました。
(※写真は、八坂神社の公式HPより借用)
細川家が熊本へ領地替えをすると、1632年、細川家と姻戚関係にある大名・小笠原忠真(ただざね)が入国しました。
この頃小倉は、九州各地に通ずる街道の起点として重要な地位を確立し、小倉城下はたいそうな繁栄をしていたそうです。一番有名なのが、別名「シュガーロード」と呼ばれる長崎街道です。その名の通り、長崎で輸入された砂糖が、長崎街道を通って小倉まで運ばれていました。(その名残から、長崎から佐賀、小倉までに道のりには、古くから続く名店・銘菓がたくさんあります。)
※参考:長崎街道シュガーロード http://sugar-road.net/
下の写真は、天守閣から望む、現在の小倉の景色です。(取材に行ったこの日、曇天だったのが残念なのですが・・・)
小倉城のま裏には、複合商業施設「リバーウォーク北九州」があります。新旧の繁栄の対比を表しているように感じます。
さてさて・・・
小笠原忠真が城主となったことで、新たに小倉に根付いたものがあります。(小倉を紹介するなら、これに触れとかないと・・・)
それは、「ぬか漬け」です。
忠真は、小倉に来る以前に、ぬか漬けが盛んな信州松本をと打ちしていたこともあり、ぬか漬けを大変好んでいたそうで、小倉にもぬか床を持ちこみ、城下の人々にも進めたそうです。その後、現在にいたるまで城下の各家に代々受け継がれて、「百年床」というぬか床があるほどです。一般的にも北九州ではぬか漬けがよく食べられていると思います。
小倉城内には、沖から通航船を監視するために作られた「着見櫓」が残っていて、現在は、「漬物処 糠蔵」として営業されています。
(※写真は、小倉城公式HPより借用)
小倉城にきたらぜひ、糠蔵に寄ってみてください。いい手土産も見つかると思います!
そしてそして・・・
漬物だけではなく、ぬかを使った料理も、北九州で根付きました。それが、いまでも北九州市民の味として親しまれている「じんだ煮」です。
じんだとは、ぬかのことで、「ぬかみそ炊き」とも言われ、イワシやサバなどをぬかみそで煮付けたものです。
小倉の中心街にある「旦過市場(たんがいちば)」には、じんだ煮を扱うお店がたくさん並んでいます。同じじんだ煮でも、作る人・お店によって、微妙に味が異なり、それを楽しむのもまた一つです。
上の写真は、北九州市門司区在住・むらじゅんの伯母の手作りの、イワシのじんだ煮です。伯母はちょっとピリ辛目に作るので、それが白いごはんにピッタリ!私の大好物でよく作ってもらい、もらって帰ります。(そして自宅の冷蔵庫に、冷凍保存して、お腹が空いた時に食べています。)
小倉城に遊びに来たら、お城を楽しんだ後、ぜひ小倉グルメも楽しんでみてください☆
参考