今年も3月11日となりました
東日本大震災の発災から9年
長かったような、あっという間だったような、毎年この時期になるとあの頃を思い返す時間が多くなります
岩手県では堤防の設置が進み、仮設住宅の多くが無くなり、災害公営住宅や再建された家での新しい暮らしをスタートさせる方がほとんどとなりました。
ただ、いまだに仮設住宅から出ることが出来ずに不自由な暮らしをされている方がいらっしゃることも事実としてあることも認識しておかなければなりません。
今の自分たちにできることを今一度考え、実行し、沿岸地域に笑顔を届ける活動をしっかりと継続していかなければならないと気持ちを新たにする3月11日となりました。
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アンダーエイジ多聞と住みます記者は釜石市で当日を迎えました
釜石市は昨年ラグビーワールドカップが開催され、津波から復興した姿を世界中に発信を行いました
予定されていた2試合のうち1試合は台風19号の影響で中止となってしまいましたが、カナダ選手のボランティア活動など、試合以上の思い出をこの地に残した大会でした
アンダーエイジ多聞もファンゾーンと呼ばれるパブリックビューイングなどを行う会場のMCを務め、大会開催の盛り上げに協力させていただきました
大会の閉幕から約5か月、久しぶりにこの地を訪れた多聞
大会期間中には建設中だった体育館やスーパーなどの施設が営業を開始しているなど、新しい街が徐々に出来上がってくる姿を確認することが出来ました。
そして向かったのは試合が行われた釜石鵜住居復興スタジアム
ここで日本対フィジー(パシフィックネーションズカップ)、フィジー対ウルグアイの試合が行われました
(特別に許可をいただき、施設内に入らせていただいております)
スタジアムの中にはサインボールなどの展示が
この地を寛平みちのくマラソンで訪れた、吉本芸人 間寛平、石田靖、サバンナ八木、スリムクラブ、市川こいくち、アンダーエイジ多聞のサインを見ることが出来ました
思えば、スタジアムの建設前からこの地を訪れ、スタジアムが出来上がるまでを多くの吉本芸人と共に見てきたなと当時を思い返しました
スタジアムの入り口付近には津波への教訓となる碑が立てられています
スタジアムがあるこの場所には小学校と中学校があり、津波が押し寄せ、大きな被害が出た場所にもかかわらず、生徒・先生で協力し避難して命を落とす人がいなかった「釜石の奇跡」と呼ばれたことを紹介する場所となっています
そして2時46分、市内全域に防災サイレンが鳴り、震災発災の時間が告げられました
多聞も、スタンドから黙祷し、哀悼の意を表しました
昨年はラグビーワールドカップで大きな注目を集め、多くの人が訪れた岩手県・釜石市
今後はこのレガシーをどう活かしていくかが、最大の課題となります
自分たちにできることは笑いを届けること、そしてラグビー熱を持ち続けること
アンダーエイジ多聞と、決意を新たにこの1年を過ごしていこうと気持ちを新たにしました
釜石の情報、岩手のラグビーの情報など様々発信をしていきますので、注目いただければと思います